辛い逆まつ毛のお悩みを改善
通常、まつげはまぶたの縁から外側に向かって、眼球に触れない状態で生えていますが、いくつかの原因でまつげが眼球側を向いてしまい、眼球に接触し始める状態を逆まつげといいます。逆まつげになると角膜(黒目)に傷が付いたり、結膜への刺激によって結膜炎を生じます。また、視力低下の原因になることもあります。
原因
- 生まれつきのまぶたの形状や余剰皮膚の存在によって生じる先天性の場合
- 加齢によりたるんだ皮膚がまつげを内側に押し込んでしまう場合
- 加齢によりまぶたを水平・垂直方向に支えるバランスが崩れ、まぶた自体がまつげと一緒に眼球側にひっくり返ってしまう場合(退行性眼瞼内反症)
- 結膜を含むまぶたの病気や、ケガの後に生じた傷あとの影響で、まつげの毛根自体の方向が変化した場合
逆まつげを自分で抜いてしまうと角膜(黒目)を傷つけたり、まぶたの炎症を引き起こす恐れがあります。
まずは診察を受け、正しい治療を受ける事をおすすめします。
切開法について
逆まつげの生えぎわで余分な皮膚を切除し、まつげが生える方向を調整しながら、毛根周囲の筋層を処理します。皮膚の切除量や調整具合が不適切だと逆まつげが再発することがあり、逆に強く調整しすぎるとまぶた自体が眼球から離れる問題を生じてしまうので、手術には繊細で確かな技術が必要になります。
施術の流れ
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カウンセリング
色々な疑問や質問に患者さまがご納得していただくまで丁寧にお答え致します。
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当日
皮膚の切除範囲などを細かくマーキングした後、局所麻酔を行います。
麻酔が十分効いてから予定の内容で手術を行います。 -
抜糸(術後5日前後)
経過に問題なければ抜糸をします。
術後の注意
- 施術直後より2日間はこまめに冷却をし、入浴やアルコール摂取はお控えください。
- 手術後より2~3日間は、長時間の読書・テレビなどの目を緊張させたり疲れさせる行為は避けてください。
- 洗髪、目の周りに気をつけながらの洗顔は翌朝から可能です。
- コンタクトレンズの着用は、最低1週間はお控えください。
- 術後しばらくは、こすったりもんだりして刺激を与えないで下さい。
当院の手術ポリシー
- 形成外科専門医と麻酔科専門医の監修のもとで行うことにより一人ひとりの患者さまの状態に合わせた適切な手術や麻酔投与を行う事を徹底しております。
- 患者さまにご安心頂けるよう、1週間後の経過観察やその後の経過についてのご相談も責任を持って行っております。
- 手術瘢痕(傷あと)が目立ちにくくなるように、切開や縫合にも細心の注意を払って施術を行います。
施術について
施術時間 | (両側)30分~60分 |
通院について | 経過観察の診察あり/抜糸あり |
洗顔 | 翌日から可(優しく) |
シャワー | 翌日から可 |
入浴 | 3~4日後から可 |
こんな症状でお困りの方へ
- 眼に異物感がある
- 眼が充血しやすい
- 涙が出やすい
- 眼やにが過剰に出る
- まばたきが多い
料金
上側(埋没法の場合)
片側 | ¥121,000 |
両側 | ¥209,000 |
上側(全切開の場合)
片側 | ¥198,000 |
両側 | ¥385,000 |
下側(全切開)
片側 | ¥198,000 |
両側 | ¥385,000 |
※上まぶたの逆まつげに対し、埋没法や切開重瞼術で治療を行う場合はその料金どおり