抜け毛を減らす方法とは?11個の抜け毛対策について教えます
30代、40代から気になりはじめる抜け毛。
今回はAGA(男性型脱毛症)クリニックの院長でAGAの専門医である宮部院長から、
過去に「効果的だ」と言われてきた「抜け毛対策」について、その効果について
1つ1つ聞いてきたのでご覧ください。
目次
抜け毛対策1 フィナステリドを飲む(服用)
効果:抜け毛の抑制
副作用:勃起不全、性欲減退、精液量の減少、肝機能障害
費用:3,000〜10,000円/月
入手方法:AGAクリニックなどでの処方
フィナステリドとは、抜け毛を抑制するAGA治療薬です。
AGA治療の中で、最も代表的な治療がフィナステリドの服用です。
フィナステリドは、アメリカの医薬品管理局「FDA」にも認可されていて、世界中で利用されています。日本でも抜け毛予防の効果が認められていて、日本皮膚科学会の
診療ガイドラインの中でも強く推奨されています。
次にフィナステリドの効果や副作用、費用、入手方法について説明します。
フィナステリドの効果
フィナステリドには、ヘアサイクルと言われる髪の毛が生成してから脱毛するまでの
「髪の毛の寿命」を正常な状態に戻す効果があります。
AGAにおける抜け毛の原因には、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが関係しています。DHTは男性ホルモンの一種であるテストステロンが還元酵素である5αリダクターゼⅡ型と結合することで生成されます。
人間の髪の毛は通常、2~6年の周期で発毛と脱毛を繰り返しています。
しかし、DHTが作用することによって、このヘアサイクル(髪の毛の寿命)が数ヶ月へと極端に短くする作用があります。
つまりDHTによってヘアサイクルが乱れることで、髪の毛が十分に成長できなくなり、
抜け毛が増え、薄毛の原因となります。フィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型を
阻害する作用があるため、DHTの生成を抑えることに繋がります。
そのため、ヘアサイクルが正常に戻り、抜け毛が改善され薄毛を防ぎます。
フィナステリドの副作用
フィナステリドを服用することで起こりうる副作用には次のものがあります。
・勃起不全
・性欲減退
・精液量の減少
・肝機能障害
フィナステリドは「男性の機能の低下」「肝機能障害」といった副作用を引き起こす
可能性があります。
勃起不全、性欲減退、精液量減少といった男性の機能の低下はフィナステリドが
男性ホルモンに影響していることが原因として考えられます。
また、フィナステリドを服用すると肝臓への負担がかかるため、食欲不振や吐き気を
引き起こす可能性もあります。
ただし、これらの副作用の発生率は1%未満です。といっても可能性はゼロではない
ため、体に異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
さらに、フィナステリドの服用を始めた最初の3ヶ月は、初期脱毛の症状が現れる
可能性があります。この症状は、休止期の髪が新しい髪によって押し出されたときに
発生します。
これは毛周期が正常に戻り、フィナステリドの作用により新たな成長期が始まり、
フィナステリドが作用している証拠ですので安心して服用を続けてください。
フィナステリドの費用
正規品:8,000〜10,000円/月
ジェネリック医薬品:3,000〜8,000円/月
フィナステリドの価格は1ヶ月あたり3,000〜10,000円が相場といわれています。
ただし、抜け毛対策の有効成分を含む治療薬には
・正規品
・ジェネリック医薬品
とがあり、ジェネリック医薬品を服用することで費用が抑えることが可能です。
ジェネリック医薬品は費用が安いからといって効果がない訳ではなく、含有されている成分は一緒です。正規品である「先発医薬品」は、開発するためにかかった膨大な時間と費用を回収するために高価になっています。
一方、ジェネリック医薬品は、先発医薬品の成分や製法に基づいて開発されているため、先発医薬品と同じ成分でありながら、開発コストを削減でき、価格が安価になっています。
フィナステリドの入手方法
フィナステリドは基本的に、AGAクリニックや皮膚科などで医師から処方してもらう
ことでしか入手ができず、ドラッグストアなどの市販薬などもありません。
稀に個人輸入で海外から入手している方もいるのですが、そのような治療薬は
日本人向けに作られた薬ではないことから、副作用による問題も多く危険です。
そのため、AGAの専門医がいるAGAクリニックでの処方が最も安全で確実な方法といえます。
関連記事:フィナステリド効果なし?M字はげなどの薄毛が改善するのにかかる期間について教えます
また、その他にフィナステリドを含む治療薬として、男たちの美容外科では
マイティアップ内服薬(オリジナル治療薬)を開発しました。
抜け毛防止:フィナステリド 育毛:ミノキシジル 吸収率アップ:高品質ドロマイト・燃成カルシウム等の特許成分 毛髪補強:アミノ酸とビタミン等
マイティアップ内服薬にはフィナステリド以外に髪の毛の育毛や発毛に効果的な成分が多く含まれています。
詳しくは以下をご覧ください。
抜け毛対策2 育毛シャンプーを使う
育毛シャンプーは頭皮状態を整えることで、髪の毛が育ちやすく抜けにくい頭皮作りに
役立ちます。
ここでは育毛シャンプーの効果、選び方、効果的な使い方について説明します。
育毛シャンプーの効果
育毛シャンプーを使うことで頭皮環境を整えることが期待できますが、具体的には以下のような効果があります。
・フケ・かゆみを抑える
・頭皮の皮脂や汚れを除く
・髪の毛にハリ・コシを与える
このように育毛シャンプーには直接的な育毛や発毛効果はありませんが、頭皮環境を
改善するのに優れたシャンプーです。
そのため育毛シャンプーを使って頭皮の状態をよくすることで、頭皮に直接塗布するような 育毛剤や発毛剤などの成分の浸透率が高まります。
育毛シャンプーの選び方
育毛シャンプーを選ぶ上では以下の3つを確認し、自分にあった育毛シャンプーを選ぶことが重要です。
①洗浄力の強すぎない成分が含まれている
②頭皮ケア成分、育毛成分が含まれている
③刺激物となる成分が含まれていない
①洗浄力の強すぎない成分が含まれている
頭皮の汚れや皮脂をしっかりと落とすことは大事です。 しかし、洗浄力の強い
シャンプーは必要な皮脂まで落としてしまいかえって頭皮の皮脂の分泌を増やすことに
なったり、乾燥やかゆみにも繋がります。
そのため、洗浄力の優しい ・アミノ酸系 ・ベタイン系 の洗浄成分で作られた
育毛シャンプーを選びましょう。
②頭皮ケア成分、育毛成分が含まれている
育毛シャンプーには頭皮を洗浄するだけではなく、保湿やフケ、かゆみ防止の成分が
含まれているようなものもあります。
こちらも頭皮環境を整えるためには効果的です。 ご自身の悩みにあった頭皮ケア効果
から育毛シャンプーを選ぶようにしましょう。
また、当院(男たちの美容外科)の育毛シャンプーのように
「血行促進」といった効果のある育毛成分を含む育毛シャンプーもあるため、
頭皮ケアに効果のある成分、育毛成分が含まれている育毛シャンプーがオススメです。
③刺激物となる成分が含まれていない
①②ではどんな成分が含まれているかという視点で説明しましたが、どんな成分が
含まれていないかといった視点も重要です。
通常のシャンプーだと安全性や使い心地をよくするために「添加物」と呼ばれる、
頭皮への刺激となる成分が含まれています。
例えば、シリコン、パラベン、フェノキシエタノール、合成着色料といったものです。
これらの頭皮への刺激となる成分が含まれていないシャンプーを選ぶようにしましょう。
このように育毛シャンプーを選ぶ上では、洗浄成分、頭皮ケア成分、育毛成分、刺激物などを確認することが大事です。
当院でも○○系の育毛シャンプーで、刺激を含まず発毛促進、育毛作用、毛髪保護、
血行促進などの効果のある成分を含む「男たちのシャンプー」を開発しました。
育毛シャンプーの効果的な使い方
育毛シャンプーを効果的に使うにはシャンプーの洗い方が大事です。
以下の手順や方法で洗髪してください。
1、ぬるま湯で洗う
2、シャンプーを手のひらで泡立てる
3、指の腹でマッサージするように洗う
4、洗い残しがないようにしっかり流す
5、タオルで拭き、ドライヤーでしっかり乾かす
このような手順と方法で洗髪することで頭皮を傷つけず、効果的な育毛シャンプーの
使い方ができます。
注意点として、お湯の温度は頭皮への刺激を抑えるために熱湯は使わないようにして
ください。 また、シャンプーを2回したり、朝と夜で2回シャンプーするのも必要な
皮脂まで落としてしまう原因となりますので注意してください。
関連記事:育毛シャンプーって薄毛に効くの?男性用の育毛シャンプーは市販でも効果はあるのか?
抜け毛対策3 脱毛を防止する注射を頭皮に直接打つ
注射器を使って頭皮に直接アプローチする治療法は、効果も高く抜け毛対策にはとても
効果的な治療法です。
このような注射治療には、「カクテル注射」などの薄毛の有効成分を注入する治療法と、「HARG療法」のように成長因子を注入して毛根や頭皮の細胞を再生させたり治療法の大きく2つに分けられます。
ここではこれら2つでの抜け毛対策について解説します。
カクテル注射
・カクテル注射の効果
カクテル注射は抜け毛を抑制、発毛に効果が期待できます。
薄毛治療の基本的な治療は、フィナステリドの内服薬やミノキシジルの外用薬ですが、カクテル注射にもフィナステリドやミノキシジルが含まれています。
しかし、直接頭皮から注入するといったより高い効果の見込めるアプローチが違う方法となっています。また、注射薬にはこれら以外にもビタミンやミネラル、アミノ酸などの髪の毛の栄養となる成分も含まれているので、髪のハリやコシなどの効果も期待できます。
・カクテル注射の副作用
フィナステリドやミノキシジルの成分が含まれているので、これらと同様の副作用の
リスクがあります。具体的には以下です。
・性欲の減退 ・勃起機能不全 ・初期脱毛 ・肝臓への影響 ・多毛症
このように副作用のリスクはあるため、AGAの専門クリニックなどで医師と相談して治療を行うことが大切です。また、副作用の発症は成分の含有量によっても変わってきます。
そのため男たちの美容外科では注入する成分を患者様1人ひとりに合わせて成分を調合しています。これによって副作用のリスクが少なく高い効果を得ることができます。
・カクテル注射の費用
カクテル注射の相場は3〜7万円/回となっていて、頻度は1~2回/月が基本的です。
また、基本的には内服薬や外用薬で治療しながら、薄毛の進行具合によってはカクテル注射を実施していくことになります。
そのため、患者様の予算や薄毛を改善したいスピードなどから実施するかしないかを決めていきます。
関連記事:カクテル注射について
HARG療法
・HARG療法の効果
HARAG療法は発毛、育毛、抜け毛抑制といった効果が期待できます。
薄毛治療の中でも最新治療として注目されていて、再生因子を注入することで毛根や頭皮の細胞を再生させるといった治療法です。細胞を活性化させることで再生させるといった治療法ですので、他の治療法と同じく即効性はなく、効果を実感するまでに3ヶ月以上はかかります。
・HARG療法の副作用
HARG療法は副作用の少ない治療法とされています。
頭皮に注入するため皮膚の炎症などの副作用として考えられますが、軽度なものがほとんどです。
・HARG療法の費用
HARG療法の相場は13〜17万/回といわれています。 しかし、治療後のメンテナンスはほとんどなく、治療の頻度も年に1〜2回程度となっています。
関連記事:HARG療法について!効果や料金、副作用について専門医が教えます
抜け毛対策4 サプリメントを使った抜け毛対策
抜け毛対策に育毛サプリメントが効果的な場合があります。
育毛サプリメントとはその名の通り「育毛に有効な栄養を含有したサプリメント」の
ことです。抜け毛の抑制や育毛に良いとされる栄養を簡単に摂取することができます。
そのため外食が多い方や、仕事が忙しく食生活に乱れがあるといった方には、栄養補助食品であるサプリメントの摂取はオススメです。
育毛サプリメントの効果
育毛サプリメント自体に抜け毛を抑制するような効果はありません。
あくまでサプリメントですので、栄養補助食品として抜けの抑制や育毛に必要な栄養を簡単に摂取するための手段の1つです。
育毛サプリメントには通常のサプリメントと違い、育毛や抜け毛の抑制に良いとされる「ケラチン」「亜鉛」「ノコギリヤシ」などの栄養が多く含まれています。
これらの栄養それぞれの効果については選び方で解説します。
育毛サプリメントの選び方
育毛サプリメントには多くの種類があるため、自分自身にあったものを選ぶ必要が
あります。下記の栄養素による効果の違いを参考にしてサプリ選びに役立ててください。
ノコギリヤシ | 脱毛の原因(5αリダクターゼ)を抑制する成分 |
カプサイシン | 血行と発汗を促進する成分 |
高麗人参 | 血行促進を促す成分 |
菊芋 | 育毛効果があると言われる成分 |
イソフラボン | 大豆に含まれる成分 |
これらは血行不良の改善や抜け毛の抑制に関わる成分です。
抜け毛対策には必須な成分といえます。
一方、次の成分のような髪の生成に関わる成分などもあります。
ケラチン | 髪の主成分でタンパク質の一種 |
亜鉛 | ケラチンの構成を補助する成分 |
L-リジン | ケラチンの生成を促す |
コラーゲンペプチド | 毛乳頭細胞の増殖を促す |
ビタミンA・C | 頭皮環境を整え毛母細胞を活性させる |
育毛サプリメントの摂取方法と注意点
先ほども説明したように育毛サプリは栄養補助食品のため、アレルギーなどがない限りは副作用などの心配はありません。
しかし、いくつかの注意点がありますので、以下の摂取方法についてご覧ください。
①規定の量を守る
②食後に飲む
③水やぬるま湯で飲む
それぞれについて解説します。
①規定の量を守る
たくさん摂取すれば効果もその分出やすい。と考える方は多いのですが実際は異なり、規定以上に摂取したところで体内で吸収されず、効果としては変わりません。
むしろ、規定以上の摂取による下痢や便秘などの症状の可能性があり、必ず規定量を
守って飲むようにしてください。
②食後に飲む
育毛サプリメントを摂取する際には、比較的栄養が吸収されやすい食後がオススメです。食事の油と一緒になることでサプリの栄養が吸収されやすく、食後の胃や腸が活発なときの方が吸収されやすいためです。
③水やぬるま湯で飲む
水やぬるま湯以外の飲み物と一緒にサプリを飲むことで、栄養の吸収を妨げてしまう
可能性があります。特にコーヒーなどのカフェインを含む飲み物は、吸収率を下げる
ので注意が必要です。
関連記事:育毛サプリメントのおすすめ10選!選び方やノコギリヤシの成分、副作用についても解説
また、漢方での抜け毛対策に興味ある方はこちらをご覧ください。
抜け毛対策5 市販の育毛剤を使って抜け毛を防ぐ
育毛剤を使用することで抜け毛を防ぐことが期待できます。
ただし、育毛剤に直接的な抜け毛の抑制効果はなく、あくまで頭皮の状態を改善したり整えるといった効果が見込めます。
その結果、太くハリやコシのある髪の毛に育ちやすくなり抜け毛を防ぐことに繋がります。
また、育毛剤の特徴として医薬部外品であることから、ドラッグストアや通販などで
市販されていて入手が容易であることです。
ここでは育毛剤の効果や選び方、効果的な使い方について説明します。
育毛剤の効果
先ほども説明したように育毛剤には抜け毛を抑制する直接的な効果はありません。
ただし、頭皮環境を改善、整えたり、今ある髪の毛を太く、健康に育てる
といった効果があるので間接的に抜け毛を防ぐことになります。
そのため基本的に育毛剤は薄毛改善ではなく薄毛予防として有効とされています。
育毛剤の効果はメーカーによって成分が異なりますが、保湿やフケやかゆみ、炎症防止効果のある成分などが含まれています。
メーカーによっては血行促進の効果があるセンブリエキスや、毛根の細胞を活性化させるアデノシンなどの育毛成分が含まれているものもあります。
育毛剤の選び方
育毛剤には保湿成分やフケやかゆみ、炎症防止する成分などが含まれます。
その他にも育毛成分が含まれているものもあり、その成分の種類や量などはメーカーによって様々です。
そのため、育毛剤を選ぶ際には欲しい効果も持つ成分が入ったものを選ぶようにするのがオススメです。
ただし、成分量が多いものは価格も高くなります。
ここで注意が必要なのが育毛剤は継続して使用しないと効果は見込めないことです。
育毛剤は即効性のあるものではなく、最低でも3ヶ月〜半年は継続しなければ効果が見えません。
つまり、あまり高価なものを使っていても継続しなければ効果はないので、継続できる
予算内で欲しい効果の入ったものを選ぶようにしましょう。
育毛剤の効果的な使い方
育毛剤の使い方として先ほど説明した継続的に使用するといったことの他に、
以下の効果的な使い方があります。
①規定量を守り使用する
②お風呂上がりに使用する
規定量以上を使用したくさん使用したからといって効果がその分見込めるといったものではありません。このような使い方は逆に頭皮環境を悪化させたり、抜け毛の原因となる可能性があります。
重要なのは使用する「量」ではなく「タイミング」です。
できるだけ成分は頭皮へと浸透しやすい、頭が清潔で毛穴の開いた「お風呂上がり」のタイミングに育毛剤を使用するのは効果的です。お風呂上がったら髪をタオルで拭き水気をしっかりとったらドライヤーの前に育毛剤を使用してください。これによって頭皮がドライヤーで乾燥せず、成分の浸透がしやすくなります。
ここで説明した「効果」「選び方」「効果的な使い方」についてさらに詳しく説明していますのでこちらの記事もご覧ください。
関連記事:育毛剤って本当に効くの?市販の育毛剤おすすめ人気ランキング10選
抜け毛対策6 医療機関に行って抜け毛をゼロにする
抜け毛対策にはやはり一番効果があるのは医療機関でAGA治療を受けることです。
成人男性の30%はAGAだと言われていて、抜け毛や薄毛の原因となっています。
また、20代では発症は10%ほどですが、30代で30%、40代で40%、50代では50%がAGAなのです。そのため、AGA治療をすることでほとんどの方が抜け毛を抑えることができています。
また、AGA治療では必須といわれるフィナステリドや、注射治療のように医療機関でしか受けれない治療も多くあります。
ここでは医療機関での治療する際のメリット・デメリットを説明します。
医療機関での治療するメリット
・市販薬より効果が高い
・最適な治療を選んでもらえる
・副作用などのトラブルにも対応できる
市販薬より効果が高い
医療機関で治療する一番のメリットは市販薬を使って自己流で抜け毛対策するより、
圧倒的に効果が高いことです。先ほども説明しましたが、医師の元でしか処方できない
治療薬も多くあり、市販薬ではそうしても限界があります。
また、AGAは進行性の症状のため早く治療しないとどんどん薄毛が進行してしまいます。 そういった意味でも効果の高い治療で早期に進行を止めるのはAGA治療では大切なことなのです。
最適な治療を選んでもらえる
薄毛の進行具合や、体質などから最適な治療を選んでもらえます。
逆に、自己流だとそもそも扱える治療薬や治療法が限られてしまうといった問題の他に、間違った治療でどんどん抜け毛が増えてしまうといった可能性があります。
そのため、医療機関では知識や経験も豊富な専門医の元で治療が受けられるので、
改善効果も高く安心です。
副作用などのトラブルにも対応できる
医療機関で治療することで副作用などにも対応でき、不安や疑問も解消しながら治療を進めていけます。特に、AGA治療では治療が上手くいっている場合に初期脱毛などの副作用が見られます。 不安になって治療をやめてしまう方が多いのですが、このような場合でも医療機関で医師の元で治療していればすぐに相談が可能です。
医療機関での治療するデメリット
・費用がかかる
・通院するのがめんどう
・評判の悪い医療機関もある
費用がかかる
薄毛や抜け毛の進行状況によって治療メニューが変わってくるため費用は人によって
異なってきますが、治療費が掛かるといったデメリットがあります。
安価な育毛剤などを使って治療するのに比べるとどうしても費用は高くなります。
通院するのがめんどう
医療機関での治療を受ける場合には、基本的に通院する必要があります。
ただし、最近ではオンライン診断などを取り入れているクリニックもあります。
一方で、通院に時間はかかりますが医師とのコミュニケーションを取りながら治療を
進めていけるといった利点もあります。
評判の悪い医療機関もある
医療機関に行けばどこでも高い効果が見込めるといったことではありません。
中には、医師と患者のコミュニケーションが取れていなかったり、押し売り営業をしているようなところもあります。
そのため、実績や評判の高い医療機関を選ぶようにしましょう。
また、医療機関でのAGA治療は皮膚科やAGAクリニックがありますが、AGAクリニックがおすすめです。AGAクリニックでは薄毛の専門医による診療が受けられ、治療メニューも豊富です。
男たちの美容外科のように、AGAクリニックによっては独自開発した効果の高い治療薬などを処方しているところもあります。
抜け毛対策7 食事と睡眠で抜け毛を減らす
私たちの髪の毛は普段の食事から接種した栄養を使って、睡眠中に生成や成長します。
そのため、食事や睡眠は抜け毛を減らし、健康的な髪の毛を育てるためのサポートをします。
食事と睡眠の効果
先ほども説明したように食事や睡眠は髪の毛の生成や成長をサポートする役割があります。逆に、揚げ物などの脂質が多かったり偏食などの不健康な食事や、睡眠の不足は抜け毛の原因となります。
そのため、食事からしっかりと栄養を摂取し、育毛のための十分な睡眠をすることが大切です。
関連記事:AGA対策!髪の毛に良い食事のとり方とおすすめメニュー
関連記事:薄毛の対策「まごわやさしい」食材のバランスがとれた7品目を紹介
抜け毛対策に有効な食事法
ここでは抜け毛を抑制するためには、抜け毛の原因となる「5αリダクターゼ」を阻害することのできる栄養を摂取するのが効果的です。
このような栄養には以下があります。
・亜鉛
・アロエ
・イソフラボン
・カフェイン
・ノコギリヤシ
・みかん
・緑茶
ちなみに、牡蠣やレバーには亜鉛、豆腐、納豆などの大豆には亜鉛やイソフラボンが多く含まれています。
関連記事:豆乳って育毛に有効?大豆イソフラボンの驚くべき効果とは
関連記事:めかぶの育毛効果って?ワカメの10倍含まれる2つの成分とは?
抜け毛対策に有効な睡眠法
髪の毛は睡眠中に生成し成長するため、抜け毛対策として睡眠は大切です。
睡眠の方法として22時〜2時が最も効果的だといわれています。
この時間は副交感神経が最も活発に働くため、成長ホルモンが1日の中で最も分泌される時間帯だからです。
成長ホルモンの分泌によって私たちの体の成長と同様に髪の毛も成長します。
そのため、22時〜2時に睡眠することで髪の毛に成長が促され、抜け毛を抑制することになります。
抜け毛対策8 適度な運動をして抜け毛を減らす
適度な有酸素運動は抜け毛を減らすのに効果的です。
運動にはジョギングのような有酸素運動と筋トレのような無酸素運動がありますが、
抜け毛の対策として有効なのは有酸素運動です。
ここでは運動が抜け毛にもたらす効果やどのくらいの運動をすればいいかについて紹介します。
運動の効果
運動を行うことで以下の3つの効果があります。
・血行促進
・基礎代謝のアップ
・ストレス解消
運動を行い心拍数があがることで血液の循環がよくなり血行促進の効果があります。
髪の毛は血液から栄養を受け取るため、運動によって頭皮まで血液がしっかり巡り、
髪の毛へと栄養を運ぶことができます。
また、運動で代謝が上がり汗をかくことで頭皮のターンオーバーの効果があり頭皮環境を整えることで、育毛や抜け毛予防の効果があります。
さらに、適度な運動は自律神経を整える効果もあり、ストレス解消の効果もあるといわれています。
ストレスが溜まっていると血行が悪化し、抜け毛の原因ともなるので運動でストレス
解消をすることも大切なのです。
抜け毛に有効な運動法
抜け毛対策として運動するなら30分以上の運動で軽く息が切れる程度の運動を週2回ほど行うのがおすすめです。
これは厚生労働省が「健康日本21」で提示しているメンタルヘルスや生活の質を改善
すると認めている推奨値になります。
逆に過度な運動は継続できなかったりストレスになってしまう原因にもなるので、
無理はせず続けられる自分にあった適度な運動をするようにしてください。
関連記事:無酸素運動の筋トレをするとはげるのか?
抜け毛対策10 スタイリング剤やパーマ、染めを止めて抜け毛を減らす
スタイリング剤やパーマ、髪染めが直接的に抜け毛へと繋がっているケースがあります。
ここではこれらを辞めることで
「抜け毛が減るのか」
「抜け毛にならない正しい方法」
などについて説明します。
スタイリング剤と抜け毛の関係
スタイリング剤が頭皮に付着することで、頭皮環境を悪化させ抜け毛の原因となります。
スタイリング剤が頭皮に付着して残っていると、毛穴を塞ぎ発毛を邪魔してしまったり、頭皮に皮脂の過剰分泌が起こり頭皮環境を悪化させてしまい、抜け毛の原因となるためです。
そのためお風呂で洗い流すとしても、どうしても残ってしまうため、スタイリング剤を使用しないのが一番です。
ただし、全く使用しないのが難しい方も多いので、そういった方は以下を守って使用してください。
①洗髪時にスタイリング剤を流し切る
②なるべく頭皮に付かないように使用する
洗髪時の注意点としてはシャンプーは1回でスタイリング剤を落とし切ることです。
シャンプーを2回してしまうと、次は必要な皮脂まで落とすことになり、かえって抜け毛の原因となります。
そのため、まずはぬるま湯で洗い流し、シャンプーで洗い流すようにするのがオススメです。
関連記事:ヘアワックスでハゲる?知っておきたい2つの原因と正しい付き合い方
パーマと抜け毛の関係
パーマは薄毛を隠す手段としては有効なのですが、実際のところ頭皮や髪の毛へのダメージが大きく抜け毛の原因となりやすいです。
髪の毛にカールをつける際には必ず、キューティクルを剥がす必要があるため髪の毛のダメージが大きく、髪の毛の主成分であるタンパク質が流れ出て髪が細くなります。
また、パーマの薬液は頭皮につくことでの頭皮へのダメージもあります。
そのため、パーマを辞めることでパーマでの抜け毛を防ぐことに繋がります。
どうしてもパーマを当てる際には、できるだけ頭皮や髪の毛へのダメージが少ない形でパーマが可能な美容室を選ぶことが大切です。
関連記事:パーマではげるは本当か?髪の毛と頭皮に与える3つ影響とは?
染めと抜け毛の関係
髪の毛を染める際に薬剤が頭皮につくことで抜け毛の原因となります。
特に毛髪の色素を分解するようなブリーチはダメージが大きいので注意が必要です。
染めをやめることでこのような心配もないので、抜け毛を防ぐことは可能ですが、白髪を隠すために染めをしたいといった人も多いです。
そのため、染めを行う際には自分でやらず美容室で頭皮に付かないように染めてもらいましょう。 もしくは髪の毛の色素を分解するようなブリーチや、毛髪を脱色し酸化染料を浸透させるような染めでなく、 髪の毛の上をコーティングするだけのヘアマニュキュアはダメージも少なくおすすめです。
関連記事:ヘアカラーでハゲるって本当?抑えておきたい3つの対策
関連記事:白髪を抜くとハゲる?専門医に聞いた2つの正しい対処法とは?
抜け毛対策11 喫煙を減らして抜け毛を減らす
喫煙をすることで「血行不良」や「髪の成長に必要な栄養が髪以外に使われてしまう」といったことを引き起こし、抜け毛の原因となります。
そのため、抜け毛を減らすためには禁煙する方がよいです。
ここでは喫煙による「血行不良」や「髪の成長に必要な栄養が髪以外に使われてしまう」といった要因が髪に与える影響をもう少し詳しく解説します。
血行不良
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮する作用があります。 そのため、喫煙は血行不良を引き起こします。
髪の毛は頭皮に巡っている血液を通じて栄養を受け取り成長します。 しかし、血行不良になると血液の巡りが悪くなり、栄養を受け取れなくなるため、髪の毛が抜け落ちる原因となります。
さらに、髪の毛の成長や維持は生命の維持には必須ではないため、血行不良で栄養が十分出ない場合には髪以外のところが優先されます。
つまり、そもそも髪の毛は人間の体で血行不良の影響を受けやすい箇所でもあるのです。
髪の成長に必要な栄養が髪以外に使われてしまう
「血行不良」で説明したような理由で、栄養が別のところに使われてしまうといったこともありますが、この要因は他にもあります。
喫煙の場合、喫煙による有害物質が体内に入ります。 この有害物質から体を守るために、栄養が使われてしまうのです。
その結果、髪の毛にまで栄養が回ってこないといったことになります。
このように2つ要因から、髪が栄養を受け取れず抜け毛へと繋がります。 そのため、喫煙をやめて抜け毛を減らすことをオススメします。
関連記事:はげる原因って何?飲酒や喫煙と髪の毛の関係を専門医師が解説します。
まとめ
抜け毛対策は効果的です。
男性のほとんどはAGA(男性型脱毛症)が原因で薄毛が進行したり、髪の毛が薄くなっていますが、これは抜け毛がAGAの症状として抜け毛が増えていることが原因です。
いくら発毛剤などの発毛対策を行っても、抜け毛を抑制しないことには意味がありません。
そこで、今回はフィナステリドや注射薬などの治療から食事、睡眠、運動といった生活習慣の改善による対策まで紹介しましたが、最も確実で効果的な抜け毛対策は医療機関に行くことです。
この記事でも説明しましたが、AGAクリニックなどの医療機関では薄毛の専門医に診察してもらうことができます。薄毛は進行性の症状で間違った抜け毛対策や、放置していてはどんどん進行していきます。
そのため対策は早ければ早いほど有効です。 私たち男たちの美容外科では無料カウンセリングを行っており、先ずは無料で診察や相談ができますので、是非ご活用ください。
関連記事1:抜け毛が多い原因はAGA?おもな抜け毛の原因と対策
関連記事2:髪の毛が1日に抜ける本数は?抜け毛を増やさない3つの対策
この記事を監修した人
宮部 崇(みやべ たかし)医師
日本麻酔学会 専門医/日本臨床麻酔学会 会員/日本医療毛髪再生 研究医/日本抗加齢医学会 会員
1999年 佐賀医科大学卒業。麻酔科医の傍ら、積極的に美容医療へも携わり知識と経験を蓄積。2006年男たちの美容外科・ドーズ美容外科総院長に就任。2014年に医療法人一之会を設立し、理事長に就任。薄毛の種類を見極め、患者様に最適な治療法を提案。最先端の薄毛治療から再生医療まで常に新しい治療に興味を向け、男性専門の発毛治療の普及に尽力。
治療できる病院