めかぶの育毛効果って?ワカメの10倍含まれる2つの成分とは?
育毛や発毛に良いされる食材として、ワカメなどの海藻類は有名です。めかぶは、ワカメの根っこの部分を指し、ワカメ以上の栄養価を持つ言われています。
最近では「めかぶシャンプー」や「めかぶトリートメント」「めかぶ育毛剤」なども売られています。
今回はそんな「めかぶ」の育毛効果について解説します。
めかぶとは?
ワカメの根っこ部分を「めかぶ」といいます。一般的に知られているワカメは、ワカメの葉っぱの部分で、その根っこの部分をめかぶと呼びます。
めかぶはワカメに比べヌメリが強く、栄養価も高いといった特徴があります。
そのため、下記のような効果の期待できる健康食材としても人気です。
①がん予防
②ピロリ菌排除
③免疫力UP
④悪玉コレステロールの抑制
めかぶの育毛効果
栄養価の高いめかぶですが、育毛効果も期待できます。
めかぶの特徴でもあるヌメリには、フコダインやアルギン酸が含まれています。
この2つの成分は育毛効果も高く、ワカメの10倍といわれています。
めかぶの育毛効果【フコダイン】
フコダインは海藻類全般に含まれています。海藻類は髪にいいとされている理由こそが、このフコダインを含むからなのです。
めかぶは、海藻類の中でも特にフコダインを豊富に含む海藻です。
フコダインは毛母細胞を活性化させる効果があります。それにより、細胞の分裂が促進され、髪が生成されます。
さらに、頭皮の保湿作用もあるため、頭皮を乾燥から防ぐ効果もあります。
頭皮が乾燥している状態は、頭皮の皮脂が極端に少ない状態で、かゆみなどの症状が出ます。頭皮の皮脂が少ないことで、雑菌から守るバリアの機能が弱くなり、頭皮の血行悪化に繋がります。
血液は髪の毛に栄養を運ぶ役割があるため、髪の毛が健康に成長するには、血行が良いことが大切です。保湿作用を促すめかぶに含まれるフコダインは育毛において、大切な成分なのです。
めかぶの育毛効果【アルギン酸】
めかぶには、アルギン酸も豊富に含まれています。
アルギン酸には育毛や発毛に直接的な効果はないですが、髪に皮膜を作り、傷んだ
キューティクルを補修し、髪のパサつきを抑えるといった効果があり、トリートメント
などの成分としても使われています。
めかぶの育毛効果で薄毛は改善される?
髪の毛に良いとされる海藻類の中でも、特に栄養を豊富に含むめかぶを積極的に食べることは薄毛予防や改善にも非常にいいことです。
しかし、めかぶを食べていれば薄毛が改善されるという訳ではありません。
育毛には、その他の栄養も必要ですし、しっかりと栄養を吸収できる頭皮環境であることも重要ですので、十分な睡眠やストレスを溜めないといったことも大切です。
また、男性の場合、薄毛のほとんどがAGA(男性型脱毛症)が原因で、食材の摂取だけでAGAを抑える効果まで期待するのは難しいです。
薄毛改善を目的とされる場合には、しっかりAGA治療を行うことが確実です。