最近抜け毛が増えた人のための、3つの超カンタン対処法

最近抜け毛が増えた人のための、3つの超カンタン対処法

皮脂の過剰な分泌によるかゆみ、乾燥によるフケ、ストレス、生活習慣など…抜け毛には様々な原因がありますが、その原因を改善して抜け毛の進行を食い止め、育毛対策を

行えば、頭髪は健全な「ヘアサイクル」へと導かれます。

 

 

しかし自覚している抜け毛の原因は必ずしも正しいとは限らない上、複合的に原因が

重なっている場合もあります。特に男性型脱毛症(AGA)の場合は、その原因が遺伝や

男性ホルモンのなどの影響であるため、専門の治療を受けられるAGAクリニックでの治療が必要です。

 

また抜け毛の進行が早い場合は、「円形脱毛症」などが疑われるため早めに医療機関を受診する必要があります。抜け毛(あるいは脱毛)には様々な種類があり、知識が豊富な専門の医師でも見分けが難しい場合もあるため、自分で安易に原因を特定するべきではありません。

 

従って薄毛治療はクリニックへの相談が基本となりますが、最近ちょっと抜け毛が増えたかも…と感じ始めた男性のために、自分でできる簡単な抜け毛対策を原因と合わせて以下にまとめてみました。

①美容室や頭髪専門病院もおすすめ!毎日のスカルプシャンプー。

薄毛対策は育毛シャンプーが効果的です。

抜け毛を防ぐために何より重要な事は「頭皮環境の改善」です。この頭皮環境に密接な

関係があるのが毎日のシャンプーで、どんなシャンプーをどう使用するかがポイントになります。

 

多くの方が使用していると思われる洗浄成分に石油を原料としたシャンプーは洗浄力が高く、必要な皮脂まで取り過ぎてしまいます。そのまま使い続ければ不足した皮脂を補うためにさらに皮脂が分泌されて、頭皮がベタついたりフケが発生したりして、抜け毛の原因になります※。

 

中年に差し掛かってくると皮脂の分泌が活発でなくなるため、このような症状が起こりやすい30代~40代の男性※には、弱酸性の「スカルプシャンプー」を一度使ってみる事をおすすめします。スカルプシャンプーは洗浄成分にアミノ酸系の成分を使用している

ため、一般的なシャンプーより価格はやや高めですが、頭皮に大変やさしいシャンプー

です。※個人差があります。

 

スカルプシャンプーの選び方ですが、自分の頭皮のタイプにあっているかどうかが一番重要です。特に頭皮が脂性肌タイプの方は、スカルプシャンプーの洗浄力が弱いため、しっかり洗えていないと頭皮環境をかえって悪化させる場合があります。なかなか改善がみられない場合は頭皮に合っていませんので、早めに他のシャンプーに切り替えてください※。※頭皮に異常が現れた場合は、すぐに皮膚科専門医等へご相談ください。

 

洗髪の方法については、スカルプシャンプーの場合は頭皮をマッサージするようにしっかり丁寧に洗い、泡が残らないようによく濯ぐ事が大切です。

今までと同じシャンプーを使いたい方は、裏面に高級アルコール系の洗浄成分(「ラウリル硫酸」や「ラウレス硫酸」、「パレス-3硫酸」等と表記)が配合されているか確認した上、もし記載されている場合は、頭皮をゴシゴシ洗わずに軽く洗い流す程度に使用したほうがいいでしょう。

肌が弱い人や抜け毛が増えた方は、すぐに使用を中止したほうがよいでしょう。

 

②腸内環境を運動不足解消で抜け毛を予防!

抜け毛対策は運動で腸内環境を良くしましょう。

腸内環境の悪化は様々な病気の原因になっている事が分かってきていますが、抜け毛にも大きく関係していると言われています。腸に生息している「腸内細菌」は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分類されますが、その一つである「悪玉菌」の増加は、小腸からの栄養の吸収率を悪くします。

 

また腸内に有害物質を発生させて、それが血中へ移行すると血流の不足を引き起して毛髪の成長を妨げる事が明らかになっています。

腸内環境の改善のポイントは「食物」と「運動」です。

 

「食物」については、バランスのよい食生活(特に乳酸菌や食物繊維を多めに摂取)が基本です。しかし一番手軽にできる改善方法は「整腸剤」を使用することで、年齢とともに減少していく善玉菌を増やすことができます。腸内環境(腸内フローラ)のバランスを整えることは、抜け毛予防のみならず免疫力のアップにも繋がります。

 

また、納豆などの大豆製品に含まれる「エクオール」という成分が、抜け毛予防に効果があることが分かっています。「エクオール」とは大豆イソフラボンから腸内細菌によって生成される成分で、AGAの一因である「5αリダクターゼ」の働きを抑えて抜け毛を防止できると言われています。

 

しかし腸内でエクオールを生成できない方もいますので、確実に効果を期待するのであればエクオールの「サプリメント※」を活用した方が良いでしょう。この大豆イソフラボンは唐辛子に含まれるカプサイシンと一緒に摂取すると、髪の毛の成長因子である「IGF-1(インスリン様成長因子-1)」という物質を増加させる作用がある事も分かっています。※大豆イソフラボンの適切な摂取量には上限があります。サプリメントの服用は用法容量をきちんと守ってください。

 

「運動」は頭皮の血流の改善や便秘の解消による腸内環境の改善という両面でとても効果的です。とくに「有酸素運動」は新陳代謝が高まり、血流が改善して頭皮にも十分な栄養が届けられます。

 

またAGAの原因である「DHT(ジヒドロテストステロン)」は男性ホルモンである「テストステロン」が変化したものですが、有酸素運動はこの「テストステロン」を抑制する働きがあるため、AGAにも有効と考えられています。続けられるかが課題になりますが、抜け毛が増えたと感じている方は、通勤や犬の散歩などで毎日歩くなど自分にあった

有酸素運動を習慣づけましょう。

 

③ホルモンバランスを整え、抜け毛の原因・ストレスを解消!

抜け毛の原因の一つはストレスです。

「円形脱毛症」や「若年性脱毛症」の多くはストレスが原因と言われています。

ストレスによる脱毛のメカニズムは、自律神経の乱れによる頭皮の血流の悪化が原因とされています。男性が怠りがちなヘアケアも毎日ひと手間かける事で、健やかな髪の毛を保つ事ができます。抜け毛を防ぐには日頃からストレス解消やヘアケアを心掛けておく必要があります。

 

医療機関で行われている「医療ヘッドスパ」は少々料金がかかりますが、高度な技術力を持ったクリニックスタッフによる洗髪やマッサージに加え、医療機器を使ったメニューなどもあり、頭皮を理想的な状態にすることができます。何といってもリラックスした気分が、日頃のストレスをスッキリ解消してくれます。

 

そして「睡眠」も抜け毛と大きく関係しています。睡眠の質が向上する事でストレスが

解消するだけでなく、「成長ホルモン」が毛母細胞に働きかけて髪の毛の修復や抜け毛の予防につながります。

 

不眠症の場合は専門家への相談が必須ですが、一般的には起床や就寝時間といった生活のリズムを一定にする事が大切になります。仮に仕事で就寝時間が遅くなっても、

起床時間を決めてきちんと朝食をとる事で、生活のリズムの乱れを防ぐ事ができます。

良質な睡眠をとるよう心掛けましょう。

 

④頭皮環境の改善が抜け毛対策の近道!

「ヘアケア習慣」の見直しについてですが、男性の場合「ブラッシングの仕方」に

ついてはあまり意識していないのではないでしょうか。

 

ポイントは洗髪前と洗髪後の2回ブラッシングですが、洗髪前は髪の毛のホコリや汚れを落とし、洗髪後は皮脂を行き渡らせ、頭皮の血行も促進する効果があります。注意する点としては、力を入れ過ぎずにゆっくり手短じかに行うことで、習慣づける事ができれば頭皮の血行が促進されます。

 

最後に「育毛剤」をご使用の方も多いと思いますが、これまでの方法をしっかり実行

できれば頭皮環境がかなり改善されてくるはずですので、育毛剤の効果もより発揮されやすくなります。逆に言うとどんなに育毛剤を活用しても頭皮環境が整っていなければ、

抜け毛の問題はなかなか解決しないでしょう。つまり頭皮環境の改善はどんな原因による抜け毛においても基本となる対処法といえるでしょう。

 

 

 

この記事を監修した人

AGA治療男たちの美容外科総院長宮部崇

宮部 崇(みやべ たかし)医師
日本麻酔学会 専門医/日本臨床麻酔学会 会員/日本医療毛髪再生 研究医/日本抗加齢医学会 会員
1999年 佐賀医科大学卒業。麻酔科医の傍ら、積極的に美容医療へも携わり知識と経験を蓄積。2006年男たちの美容外科・ドーズ美容外科総院長に就任。2014年に医療法人一之会を設立し、理事長に就任。薄毛の種類を見極め、患者様に最適な治療法を提案。最先端の薄毛治療から再生医療まで常に新しい治療に興味を向け、男性専門の発毛治療の普及に尽力。

 

治療できる病院

福岡のAGA治療「男たちの美容外科福岡院」

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広島のAGA治療「男たちの美容外科広島院」

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佐賀のAGA治療「ドーズ美容外科佐賀院」

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長崎のAGA治療「ドーズ美容外科長崎院」

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